大阪の古い建物を見てきました。大阪ガスのビルは戦火の中に燃え残ったものです。戦後すぐの頃、御堂筋を父と歩いたことがありましたが、瓦礫の中にこのビルばかりがみごとに残っていました。進駐軍がブルドーザーを使って瓦礫の整理をしていましたが、その迫力に驚きました。日本ではスコップともっこでしていたことでした。これ一つでも国力の差を感じました。すぐ近くに芝川ビルがありましたが、これも戦火の中の生き残りです。外壁には爆撃の名残の傷がありました。大阪証券取引所のビルも本体は建て替えられましたが、古いものが一部残されています。
アールデコ様式の窓枠もなかなか味があります。今、フランス作家の展示がされていました。